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  • 2022-12-09

コラボ調査(2022年版)

本特集は、毎年1回レポートでお届けしているコラボ調査の最新版である。今回は、網羅性より施策分析にフォーカス。また、LIVEOPSISの新機能である「IPコラボ情報」を活用した。


本特集の概要

はじめに

今回のコラボ調査では、3つの視点から10以上に及ぶタイトルの施策を調査した。これまでのコラボ施策の網羅より、各タイトルにおける具体的な内容にフォーカスしている。

また、LIVEOPSISの新機能である「IPコラボ情報」も活用。なお、コラボ施策の情報に関しては、さきのデータベース及びイベントカレンダー取得アプリに限らず、 Twitterやプレスリリースなども参考にしている。

本特集が今後のマーケティング施策やコラボ施策の参考になれば幸いだ。



調査概要

本特集の調査概要は下記の通り。


調査期間2022年4月1日~ 2022年9⽉30⽇
調査対象調査期間中の平均セールスランキングTOP100
調査内容調査タイトルの詳細分析における、下記項目。

・コラボ対象の詳細及び実施期間、ゲーム内外の施策について
・画像や動画などのクリエイティブの掲載
・LIVEOPSISのカレンダーデータ(Twitter含む)を用いた分析 など



集計データ

コラボ施策の目的と定義について

まず、今回の分析にあたり、コラボ施策の目的と定義を下記3つのカテゴリに分けた。事例ピックアップの際は、該当カテゴリごとにグループ分けして、施策を分析していく。


カテゴリA:長期運営タイトルが定期的なコラボ施策で継続率の向上を図る

主に長期運営タイトルなどで採用されるAは、1~2ヵ月ごとに開催するなど、矢継ぎ早にコラボ施策を展開している。今回の調査期間の場合では、半年間(2022年4月1日~9⽉30⽇)のなかでコラボ施策を3回以上実施していることが目安。長期運営タイトルは、ゲーム内で大きな変化を作ることが難しい。比較的実施しやすくかつ新規性をアピールできるコラボ施策は効果的である。ただしAは、あくまでも新規ユーザーの獲得ではなく、ユーザーの休眠復帰及び継続率の向上が目的だろう。

カテゴリB:年に1~2回の頻度で大型プロモーション施策と併せて実施

Bは、コラボ施策のタイミングで大々的なプロモーション施策を展開する。コラボ施策を起点にDL・セールス増を図るため、テレビCMや交通広告などの多種多様かつ大規模なマーケティング戦略が根幹にある。多額な予算の関係上、年に1~2回の頻度で行われ、主に新規ユーザーの獲得なども期待される。

カテゴリC:新規アプリのリリース間もないタイミングで実施

A・Bの既存タイトルにおける施策とは異なり、Cはリリース後すぐに展開する施策として分けた。施策のケースとしては少ないが、リリースのタイミングで弾みを付けたい場合などに用いられる。また、IPタイトルの場合は関連シリーズのコラボ施策を早々に展開するなど、話題性を集めることでも寄与している。


直近のタイトル別 コラボ実施傾向

参考までに、2022年4月1日~9月30日の平均セールスランキングTOP100における、コラボ実施の有無についてまとめた(調査期間は2022年4月1日~9月30日)。

調査の結果、該当期間中に4割のタイトルがコラボ施策を実施した。なお、調査方法は主に「IPコラボ情報」のデータを用いた。


順位アプリ名パブリッシャーコラボ
有無
コラボタイトル
1モンスターストライクXFLAG Inc.◯・TIGER & BUNNY
・ONE PIECE
・ジョジョの奇妙な冒険
・名探偵コナン
2ウマ娘 プリティーダービーCygames Inc.◯StarHorse4
3プロ野球スピリッツAKonami Digital
Entertainment Co. Ltd.
4パズル&ドラゴンズGungHo Online
Entertainment INC.
◯・MARVEL
・ULTRAMAN
・キングダム
・スター・ウォーズ
・クローズ×WORST
・〈物語〉シリーズ
・北斗の拳
・ガンホー
・僕のヒーローアカデミア
・週刊少年サンデー
・ONE PIECE
5原神COGNOSPHERE PTE. LTD.
6Pokémon GONiantic Inc.
7ドラゴンクエストウォークSQUARE ENIX Co. Ltd.◯・ドラゴンクエストシリーズ
・パ・リーグ6球団
8Fate/Grand OrderAniplex Inc.
9荒野行動
-スマホ版バトロワ
Hong Kong Netease
Interactive Entertainment
Limited
◯・七つの大罪
・ソードアート・オンライン
・新世紀エヴァンゲリオン
・ONE PIECE
・週刊少年マガジン
10パズルサバイバルG-MEI NETWORK
TECHNOLOGY CO LIMITED
◯・ウォーキング・デッド
・G.I.ジョー
11あんさんぶる
スターズ!!Music
Happy Elements K.K
12モリノファンタジー:
世界樹の伝説
SPOTLIGHT NETWORK
LIMITED
13放置少女
– 百花繚乱の萌姫たち
C4 CONNECT K.K.◯五等分の花嫁
14Tower of Fantasy(幻塔)PROXIMA BETA
PTE.LIMITED
15プロジェクトセカイ
カラフルステージ!
feat. 初音ミク
SEGA CORPORATION
16鋼の錬金術師 MOBILESQUARE ENIX Co. Ltd.
17マフィア・シティ-極道風雲YOTTA GAMES PTE LTD
18ヘブンバーンズレッドWFS Inc.
19LINE ポコポコLINE Corporation◯・サンリオキャラクターズ
・魔女っ子コレクション
・北斗の拳
20エイジオブゼット:
タワーディフェンス
Hong Kong Ke Mo
software Co. Limited
21ドラゴンクエストタクトSQUARE ENIX Co. Ltd.◯FFBE幻影戦争
22三國志 真戦Qookka Entertainment
Limited
23LINE:
ディズニー ツムツム
LINE Corporation
24新信長の野望Hong Kong Black
Beard Game Limited
25ホームスケイプ
(Homescapes)
PLR Worldwide Sales Limited
26ONE PIECE
トレジャークルーズ
Bandai Namco
Entertainment Inc.
◯ONE PIECE
27ONE PIECE
バウンティラッシュ
– アクションゲーム
Bandai Namco
Entertainment Inc.
◯ONE PIECE
28ドラゴンボールZ
ドッカンバトル
Bandai Namco
Entertainment Inc.
29オリエント·アルカディアQookka Entertainment
Limited
30おねがい社長!Hong Kong Just Game
Technology Limited
31トップウォーRivergame Limited
32三國志 覇道KOEI TECMO GAMES CO.
LTD.
◯三国志(横山光輝)
33ダダサバイバーHABBY PTE. LTD.
34リネージュW
(Lineage W)
NCSOFT◯ベルセルク
35トゥーンブラストPeak Games
36商人放浪記TOP INCREASE GLOBAL LTD
37ガーデンスケイプ
(Gardenscapes)
PLR Worldwide Sales Limited
38AZUREA-空の唄-Zilong Game Limited◯ヨッシースタンプ
39実況パワフルプロ野球Konami Digital
Entertainment Co. Ltd.
◯・呪術廻戦
・MAJOR
・桃太郎電鉄JAPAN+
・HUNTER×HUNTER 
40ロードモバイル:
オンラインキングダム
戦争&ヒーローRPG
IGG SINGAPORE PTE. LTD.
41最強でんでんQCPlay Inc.◯大川ぶくぶ
42空の勇者たちYOUNG & FUN NETWORK
TECHNOLOGY CO.LIMITED
43七つの大罪
光と闇の交戦 : グラクロ
Netmarble Corporation◯・転生したらスライムだった件
・Re:ゼロから始める異世界生活
44妖怪ウォッチ ぷにぷにLevel-5 Inc.◯・ホロライブ
・少年サンデー
45アイドルマスター
シンデレラガールズ
スターライトステージ
Bandai Namco
Entertainment Inc.
◯・ももいろクローバーZ
・ウマ娘 プリティーダービー
46Identity VHong Kong Netease
Interactive Entertainment
Limited
47ザ・アンツ:アンダー
グラウンド キングダム
ChengDu Starunion
Interactive Entertainment
Technology Co. Ltd.
48Call of Duty®: MobileActivision Publishing Inc.◯攻殻機動隊SAC_2045
49遊戯王 マスターデュエルKonami Digital
Entertainment Co. Ltd.
50フィッシュダム(Fishdom)PLR Worldwide Sales Limited
51ドラゴンボール レジェンズBandai Namco
Entertainment Inc.
◯DRAGON BALL 
52Rise of Kingdoms
―万国覚醒―
LILITH TECHNOLOGY
HONG KONG LIMITED
53エボニー – 王の帰還TOP GAMES INC.
54ライフアフターHong Kong Netease
Interactive Entertainment
Limited
◯東京喰種
55ステート・オブ・
サバイバル
FunPlus International AG
56ロマンシング サガ
リ・ユニバース
-ドット絵の本格RPG
SQUARE ENIX Co. Ltd.
57獅子の如く
~戦国覇王戦記~
Six Waves Inc.
58ディズニー
ツイステッド
ワンダーランド
Aniplex Inc.
59にゃんこ大戦争ponos corporation◯・消滅都市
・熱血硬派くにおくん
・メルクストーリア – 癒術士と鐘の音色 –
・生きろ!マンボウ!
・らんま1/2
60エバーテイルZigZaGame Inc.
61転生したらスライム
だった件 魔王と竜の
建国譚【まおりゅう】
Bandai Namco
Entertainment Inc.
62コードギアス
反逆のルルーシュ
ロストストーリーズ
EXNOA LLC
63ロイヤルマッチ
(Royal Match)
Dream Games Teknoloji
Anonim Sirketi
64eFootball™ウイコレ
CHAMPION SQUADS
Konami Digital
Entertainment Co. Ltd.
◯シュート!
65NET麻雀 MJモバイルSEGA CORPORATION◯・戦国乙女
・セガサミーフェニックス
・ドンちゃん2
・咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A
・ホロライブ
66戦国炎舞 -KIZNA-
【人気の本格戦国RPG】
Sumzap Inc.
67白猫プロジェクトCOLOPL Inc.◯・ソードアート・オンライン
・Re:ゼロから始める異世界生活
・SPY×FAMILY
68グランブルーファンタジーCygames Inc.◯・ONE PIECE
・ファイナルファンタジーシリーズ
69PUBG MOBILEKRAFTON Inc◯・オーバーロード
・新世紀エヴァンゲリオン
・ピンキッツ ベイビーシャーク
・GACKT
70ブルーアーカイブYostar Inc.
71日替わり内室WISDOM ENTERTAINMENT
ONLINE INTERNATIONAL
LIMITED
72eFootball™ 2023Konami Digital
Entertainment Co. Ltd.
73コトダマン
-共闘ことばRPG
XFLAG Inc.◯・五等分の花嫁
・幽★遊★白書
・呪術廻戦
・ULTRAMAN
・炎炎ノ消防隊
・仮面ライダー
74#コンパス
【戦闘摂理解析システム】
NHN PLAYART CORP.◯ニーアオートマタ
75アークナイツYostar Inc.
76Hero Wars
– ヒーローRPGゲーム
Nexters Global LTD
77乃木坂的フラクタルgumi Inc.
78グランサガ (Gran Saga)Npixel Co. Ltd.
79Pokémon Masters EXDeNA Co. Ltd.
80プリンセスコネクト!
Re:Dive
Cygames Inc.
81アイドリッシュセブンBANDAI NAMCO Online Inc.
82ONE PIECE
サウザンドストーム
Bandai Namco
Entertainment Inc.
◯ONE PIECE
83Apex Legends MobileEA Swiss Sarl
84キャンディークラッシュKing.com Limited
85ラストフォート:サバイバルLIFE IS A GAME LIMITED
86機動戦士ガンダム
U.C. ENGAGE
Bandai Namco
Entertainment Inc.
87クァンタムマキEFUN COMPANY LIMITED◯コードギアス 反逆のルルーシュ
88成り上がり-華と武の戦国YOUZU (SINGAPORE) PTE. LTD.◯天木じゅん
89ジャンプチ ヒーローズ
ジャンプのパズルRPG
LINE Corporation
90魔法科高校の劣等生
リローデッド・メモリ
SQUARE ENIX Co. Ltd.◯とある魔術の禁書目録 幻想収束
91雀魂 -じゃんたま-Yostar Inc.◯かぐや様は告らせたい
92FFBE幻影戦争
戦略RPG/
シミュレーションゲーム
SQUARE ENIX Co. Ltd.◯ドラゴンクエストタクト
93星のドラゴンクエストSQUARE ENIX Co. Ltd.◯ドラゴンクエストシリーズ
94サマナーズウォー:
Sky Arena
Com2uS Corp.
95新三國志:
育成型戦略
シミュレーションゲーム
HK Hero
Entertainment Co. Limited
96櫻坂46・日向坂46
UNI’S ON AIR
APPIRITS INC.
97二ノ国:Cross WorldsNetmarble Corporation
98Ash Tale-風の大陸-X-LEGEND
ENTERTAINMENT CO. LTD.
◯シナモンロール
99ラグナドールGRAMS INC.◯To LOVE る
100シャドウバース
(Shadowverse)
Cygames Inc.◯シャドウバースF、ちいかわ



調査タイトル

下記は今回の事例ピックアップで紹介するタイトル一覧。これに加え特別編として、映画「ONE PIECE FILM RED」に関わるゲームアプリのコラボ施策を掲載する。


カテゴリタイトルパブリッシャーコラボ先
A白猫プロジェクトCOLOPL, Inc.スパイファミリー
Aコトダマン-共闘ことばRPGXFLAG Inc.呪術廻戦
ALINEポコポコLINE Corporationゲゲゲの鬼太郎、北斗の拳
AグランブルーファンタジーCygames, Inc.ファイナルファンタジーⅪ
B妖怪ウォッチ ぷにぷにLevel-5 Inc.ホロライブ
B喧嘩道-全國不良番付-sns-entertainmentBreaking Down
BドラゴンクエストウォークSQUARE ENIX Co. Ltd.パ・リーグ6球団
CクァンタムマキEFUN COMPANY LIMITEDコードギアス 反逆のルルーシュ
CAZUREA -空の唄-Zilong Game Limitedヨッシースタンプ

※「グランブルーファンタジー」は調査期間中のコラボ施策は2回までだが、今回は長期運営タイトルとしての側面が強いため、カテゴリAとしてカウントした。


事例ピックアップ(カテゴリA)

グランブルーファンタジー

コラボ先: ファイナルファンタジーⅪ

【概要】
奥深いストーリーや世界観、ゲーム性などが評価され、長期にわたって多くのユーザーにプレイされているスマートフォン向けRPG 「グランブルーファンタジー」。そのゲーム内容のみならず、ジャンルを問わない多彩なコラボレーションでも話題を集めている作品だ。

その例として今回取り上げるのは、MMORPGの金字塔である「ファイナルファンタジーXI」。ゲーム内では「ファイナルファンタジーXI 幻想のウタイビト」というイベント名で実施された。同作は2002年のサービス開始から現在まで、長い期間にわたってユーザーから愛されているタイトルであり、20周年を迎える節目のタイミングでのコラボとなった。

コラボ開始と当時にセールスランキングが急上昇し、ランキング外から一気に上位に食い込んでおり、ふたつのタイトルの相乗効果による影響が見られる。




本コラボでは、ゲーム中に登場するプレイアブルキャラクターとして「ファイナルファンタジーⅪ」の登場人物である「プリッシュ」「リリゼット」「イロハ」が登場。こちらの3体は、イベントストーリーをクリアすれば獲得できた。また、プリッシュのスキンも、イベントストーリーにて獲得可能だった。さらにイベント報酬で獲得できる召喚石として「シャントット」が登場している。

「グランブルーファンタジー」のコラボでは、オリジナルのストーリーが展開されることも特徴で、本コラボもその例に漏れない。なおストーリーでは、上記の3人に加えて、「ケット・シー」「クリス」といったキャラが登場した。






【ランキング推移】
本作のコラボイベントでは、ガチャによって限定キャラやアイテムを手に入れるわけではないので、イベントを普通にプレイするだけであれば、課金をする必要は特にない。

代わりに、期間限定で登場するエクストラクエストを何度もクリアし「トレジャー」を一定数手に入れることで、イベント限定アイテムと交換ができる。このトレジャーは、難易度の高さに比例して手に入れられる効率が上がる仕様になっている。課金理由とタイミングとしては、イベントを効率よく遊ぶため、戦力を整えるために課金してガチャを回すといった流れになるだろう。

イベントの影響は数値にも現れており、開始日である5月9日には、セールスランキングが圏外から48位まで1日で急上昇している。






【主なゲーム内イベント】
その他の主なイベントは下記の通り。

◆エクストラクエスト …
期間限定で解放されるクエスト。クリアすることでトレジャーを獲得し、限定武器やアイテムなどと交換できた。複数の難易度が用意されており、手に入れられる報酬が異なるほか、マルチバトルモードなどがある。

◆「ファイナルファンタジーⅪ」モード…
イベントストーリーを鑑賞する際、専用SEに変更したり、ボイスのON/OFFなどが細かく設定できた。






【主なプロモーション】
公式Twitterにおける、フォロー&リツイートキャンペーンをはじめとしたプロモーションは確認できなかった。

例外として、特設サイトを用いた「ファイナルファンタジーXI検定」が実施。こちらは電撃オンラインの企画であり「ファイナルファンタジーXI」の内容を用いた検定問題が出題されるというもの。なお、電撃オンラインのTwitterフォローと、検定結果のシェアによるプレゼント企画も行われていた。






Twitter以外の施策としては、コラボ開催中の5月14日にて「ファイナルファンタジーXI コラボ開催記念特別生放送」を実施。出演声優の他、プロデューサーやディレクターなどが出演し、トークコーナーや「ファイナルファンタジーXI 」のゲームプレイなどが行われた。

また、企画のひとつとして「グランブルーファンタジー」の有償アイテムである、宝晶石5000個が配布されている。




画像出典:「グランブルーファンタジー」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter、YouTube


コトダマン-共闘ことばRPG

コラボ先:呪術廻戦

【概要】
「共闘ことばRPG コトダマン」は、特定のワードを作って敵と戦うという、斬新なコンセプトのパズル型RPGだ。本作では、毎月ごとにコラボ施策を展開しており、イベントによってユーザーが増えていることも、プロデューサーの中村たいら氏が語っている。

そんななかでも、アニメ「呪術廻戦」および「劇場版 呪術廻戦 0」とのコラボは、原作が累計7000万部を突破する人気シリーズなだけあり、キャラの多数実装、コラボCMの展開、キャンペーンなど、大規模かつ多彩な施策を展開していた。

コラボの発表から無料ダウンロードランキングが、コラボ開始時にはセールスランキングが急上昇。ランキングでは上位にランクインしており、展開した規模に合わせた効果が得られている。




本コラボでは、「呪術廻戦」シリーズに登場するキャラクターが、限定ユニットとして多数登場。TVアニメ「呪術廻戦」からは、「虎杖悠仁」をはじめとした全12体、「劇場版 呪術廻戦 0」からは「乙骨憂太」など全10体のキャラクターが登場。これらはコラボ限定ガチャのほか、配布やイベント報酬などで入手できた。

キャラクターには描き下ろしイラストやボイス、特別な演出が用意されており、これを獲得できるのが本コラボの目玉といっても過言ではない。なお、ガチャの排出キャラの種類が多いために、狙ったキャラクターの入手難易度が高くなっており、ユーザーからの意見は賛否が分かれている。






【ランキング推移】
本コラボでのセールス要素としては、やはりキャラクターを手に入れるためのガチャがメインとなる。ガチャの種類は、TVアニメ「呪術廻戦」と「劇場版 呪術廻戦 0」の2種類に分かれており、それぞれ排出されるキャラクターが異なる。なお、前述した通りひとつのガチャから排出されるキャラクターの種類が多いため、狙ったものを引き当てるのはやや難しく設定されている。

また、イベント開催に合わせて、有償アイテムの「虹のコトダマ」に、ゲーム内で使用できるコラボスタンプや、強化アイテムなどの、おまけが付属する「コラボ記念パック」が多数発売されていた。

これらのパックは、250円ほどのリーズナブルなものをはじめ、お得に有償アイテムが獲得できる内容となっており、これがセールスランキングの上昇に繋がっていると考えられる。また、コラボ発表時から無料ダウンロードランキングが急上昇している。これは、ユーザーが事前にプレイし始めているためだろう。






【主なゲーム内イベント】
その他の主なイベントは下記の通り。

◆コラボクエスト…
期間限定で解放されるクエスト。クリアすることで特定のアイテムが手に入り、コラボキャラをはじめとした報酬と交換できた。また、クイズが楽しめる「コラボ検定クエスト」等も登場した。

◆ログインボーナス…
期間内にログインすることで報酬が得られた。また、コラボキャラを含む12体のキャラクターが手に入る「呪術廻戦コラボスターターデッキ」も、ユーザー全員にプレゼントされていた。

◆宿題、パネル…
いわゆるミッション。特定の条件をクリアして、アイテムなどを獲得できた。






【主なプロモーション】
公式Twitterにおいて、フォロー&リツイートキャンペーンを多数展開していた。下記に、主なキャンペーンの一例を記載する。

・キャンペーン対象ツイートをリツイートして、声優サイン入りのキャラアクリルをプレゼント
・「検定クエスト」の結果をシェア、アクリルスタンドセットをプレゼント
・コラボPVが添付されたツイートをリツイート、えらべるPay(1,000円分)をプレゼント

この他にも、友達招待キャンペーンをはじめ、多彩なプロモーションを展開。該当ツイートの投稿日には、リツイート数が急激に伸びており、その影響の大きさが感じられる。






発表と同時に、コラボ用特設サイトが公開。様々な情報がまとめられており、スマートフォンに合わせたデザインとなっていた。

また、特別なWEBCMを公開。現在では閲覧することができないが、「呪術廻戦」に関する知識を学ぶ生徒たちが「呪術廻戦検定」合格を目指す様子が描かれるという内容で、ところどころに小ネタがちりばめられたものとなっていた。

さらに4月20日には、コラボを記念した生放送を行っており、虎杖悠仁役の榎木淳也氏がゲストで出演している。




画像出典:「コトダマン-共闘ことばRPG」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter


白猫プロジェクト

コラボ先: スパイファミリー

【概要】
2014年のリリースから、長期間安定した人気を誇っている3DアクションRPG 「白猫プロジェクト NEW WORLD‘S」 。本作では、これまでも「鬼滅の刃」や「僕のヒーローアカデミア」などの人気IPとのゲーム内コラボを行っている。

そして今回紹介するのは「SPY×FAMILY」のコラボ施策。同作は、原作コミックのシリーズ累計発行部数が2500万部を突破する人気作品で、TVアニメが2022年に分割2クールで放送されており、そのタイミングに合わせた施策だといえる。なお本コラボは、第1クールと第2クールの、放送が行われていない間に実施された。

現在はコラボ自体は終了しているものの、Googleにて本作を検索した際には、サジェストに「スパイファミリー」が表示されており、その大きな話題性が確認できる。

また2022年10月11日からは、香港や台湾、マカオで配信されている本作の繁体字版でも、同コラボが開催された。




本コラボでは、「SPY×FAMILY」のメインキャラクターである、ロイド、アーニャ、ヨルの3人が、プレイアブルキャラとして登場。

コラボキャラ限定ガチャでキャラを手に入れることで、自由に操作することができる。さらに、引換券付きの有償アイテムを購入することで、キャラの衣装変更も行える。

また、「白猫プロジェクト 」の登場人物たちと共演するオリジナルストーリーも、目玉のひとつと言えるだろう。




【ランキング推移】
プレイアブルキャラの3人は、前述のとおりコラボキャラ限定ガチャで排出される。また、「モードチェンジ交換券付きジュエルパック」にて、ジュエル(有償アイテム)に加えてモードチェンジ(衣装変更)引換券が付属するジュエルパックが販売されていた。値段は5,860円。

そして多数のジュエルに加え、キャラ「10回+1」ガチャにて、コラボキャラを確実に獲得できる、ガチャに必要なジュエル50個値引券といった、多数の特典が付属する「プレミアムジュエルパック&ジュエルパックライト」を10,000円で販売していた。さらに、スタンプやグッズがおまけで手に入るジュエルパックも用意されていた。こちらの値段は、それぞれ730円。

コラボ開始時に、セールスランキングはもちろん、無料アプリのランキングが急上昇しており、新規及び休眠復帰ユーザーの獲得に成功していることがうかがえる。




▲衣装をはじめ、多数のアイテムパックは、ゲーム内で使用できるアイテムをおまけとして付属させて販売されており、ユーザーの購買意欲を高めている。



【主なゲーム内イベント】
その他の主なイベントは下記の通り。

◆クイズクエスト…
毎日追加される「SPY×FAMILY」に関してのクイズが出題されるクエストが開催されていた。

◆CHALLENGEクエスト…
難易度の高い特別なクエストが開催されていた。

◆1日1回無料ガチャ…
1日1回、コラボガチャを無料で回せた。

◆イベントタスク…
いわゆるミッションのひとつ。達成でアイテムなどの報酬をもらえた。

◆クイズイベント…
いわゆるミッションのひとつ。達成でゲーム内で使用できるスタンプなどの豪華報酬が獲得できた。


▲特別なクエストである「CHALLENGE」は、クリアすることで特別な称号が獲得できた。



【主なプロモーション】
コラボ開催に合わせ、開催記念フォロー&リツイートキャンペーンを複数開催。そのなかでも目立っていたのは、キャラクターの担当キャストによるボイスコメント動画を使用したキャンペーンだ。こちらは、キャストのサイン色紙がプレゼントされる内容となっていた。

ほかにも、コラボ開催7日前より、カウントダウンツイートとして、ゲーム内映像やイラストを投稿している。







現在では確認できないが、コラボの特設サイトが開設されており、「アーニャのドッジボールチャレンジ」というミニゲームをプレイできた。対戦結果をシェアすることで、抽選でサイン色紙セットが当たるという内容で、Twitterでの認知を伸ばす施策となっていた。




画像出典:「白猫プロジェクト」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter、YouTube


LINE:ポコポコ

コラボ先: ゲゲゲの鬼太郎&北斗の拳

【概要】
キャラクターを3つ揃えて消すというシンプルなルールと、気軽に遊べるとっつきやすさで、カジュアルゲームの定番となっている「LINE ポコポコ」。

本作では、人気コンテンツとのコラボレーションを定期的に展開し、話題を集めている。特に細かいストーリーが展開されるというわけではない点も、様々なコンテンツと積極的にコラボできる要因のひとつになっていると言える。

また、人気キャラを手に入れられるだけでなく、気軽にプレイできるパズルゲームのため、コラボきっかけに老若男女のユーザー流入が見込める。コラボに際してユーザーの食指が動きやすくなっているのも、本作をはじめとしたカジュアルさの特徴だろう。

本特集では数あるコラボ施策の中から、「ゲゲゲの鬼太郎」と「北斗の拳」とのコラボについて触れていく。




本コラボで目玉となるのは、コラボタイトルに登場するキャラクターが、プレイアブルキャラとして登場する点。

人気キャラをプレイアブルキャラとして実装するのはもちろん、コンテンツごとのファンに向けた要素を入れているのも特徴だ。「ゲゲゲの鬼太郎」コラボの「猫娘」は、第2期、第4期、第6期の合計3体が実装されていたり、「北斗の拳」コラボには「でかいババァ」が登場。マニアックなキャラクターや、ファンの需要にもこたえるような要素の実装を行っている。

また、もうひとつの大きな要素でもある「コラボステージ」では、期間限定で特別なステージが解放。すべてクリアすると、コラボキャラを仲間にできる。




【ランキング推移】
コラボ中にプレイヤーが課金する要素としては、コラボキャラを手に入れるためのガチャがメインとなる。イベントが開催されている期間中、ガチャから登場するピックアップキャラを定期的に変更しながら、日を追うごとにキャラが徐々に増えていくような形になっている。

セールスランキングに関しては、常に高水準を保ち続けているため、大きな変動は見られないが、コラボ開始時に無料ランキングの順位が高確率で上昇しており、新規・復帰ユーザーへのアプローチとして成功していることがうかがえる。

なお、コラボに際したお得な有償アイテムのパック商品などは、販売されていない。




【主なゲーム内イベント】
その他の主なイベントは下記の通り。

◆ログインボーナス…
イベント期間中のログイン日数に応じて、コラボキャラやゲーム内アイテムなどがプレゼントされた。

◆ミニゲーム…
イベントごとに開催される、特別なゲームモード。ミッションをクリアして列を揃えて報酬を得る「BINGO」や、ステージクリア時のスコアを高くすることを目指す「ゲームセンター(北斗の拳コラボ)」などがある。

◆コラボ限定LINEスタンプ…
コラボ限定LINEスタンプを無料で配信。一定期間が過ぎると使用できなくなるが、LINEアプリならではの施策である。




【主なプロモーション】
「北斗の拳」コラボ開催時は、フォロー&リツイートキャンペーンを開催。プレゼントとして、コラボタイトルにちなんだグッズが用意されていた。

なお、「ゲゲゲの鬼太郎」コラボの際には行われておらず、他のコラボ時にも、Twitterを利用したキャンペーンが行われるかはまちまちであった。




画像出典:「LINE ポコポコ」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter


事例ピックアップ(カテゴリB)

喧嘩道-全國不良番付-

コラボ先:Breaking Down

【概要】
ヤンキーをテーマに、喧嘩や抗争、連合の結成など、アウトローの世界を体感できる「喧嘩道-全國不良番付- 」。本タイトルは、朝倉未来氏がスペシャルアドバイザーを務める格闘技イベント「BreakingDown」のメインスポンサーを務めており、ゲームの告知がイベント内で行われたり、コラボなどが実施されていた。

イベントは、ボクシングなどのスポーツとは異なる、ややアウトローな内容であるため、本作の狙っているターゲット層と合致していると思われる。配信でのオンライン観戦がしやすいイベントであり、関連動画の視聴回数も軒並み伸びているため、効果的な認知拡大に成功していると言っていいだろう。

他に例の無い施策であるが、イベントの開催や関連動画がアップロードされるタイミングで、セールスランキングや無料ランキングが目に見えて上昇しており、その影響力の大きさがうかがえる。




ゲーム内での施策としては、「Breaking Down」第6回大会が開催される11月付近を中心に、3弾に分けた施策を展開。なかでもメインとなるのは、ゲーム内で使用できる「出場選手が獲得できる」というものだろう。

イベントに関連した特定の動画内にて確認できる招待コードを入力し、アンケートに答えることで、対象の選手や、ゲーム内資産であるゴールドが獲得できた。配布されたのは、瓜田純士氏、こめお氏、10人ニキ氏、勾配ニキ氏の4人。

現実の選手がゲームに参加するのはこれまでにも事例があり、前述の朝倉未来氏、朝倉海氏の兄弟や、プロレスラーの蝶野正洋氏が登場している。




【ランキング推移】
コラボ施策は動画の公開に合わせて行われていたため、そのタイミングと同時にランキングが定期的に上昇するのが特徴の本作。例としては、「Breaking Down」第6回大会は11月3日に開催されており、あわせて無料ランキングも上昇しているため、協賛の強化が大きく出ているものと考えられる。

なお、イベントにあわせたパック商品の販売などは、基本的に行われていないと思われる。




▲「朝倉未来 Mikuru Asakura」チャンネルより。本イベントの関連動画は、こちらの個人チャンネルをメインに投稿されている。



【主なゲーム内イベント】
その他の主なイベントは下記の通り。

◆カチコミ抗争撲滅伝…
コラボ第2弾として開催されたゲーム内イベント。前述の第1弾にて入手できた選手に応じた抗争に参加し、ステージをクリアすることで得られるランキングPtを競う。ランキングに入賞すると、さらなる抗争への参加権が得られた。

◆オフ会イベント…
コラボ第3弾として発表された、対象選手と1対1で対話できるオフ会企画。前述の第2弾で入賞したプレイヤーに報酬として参加権が与えられた。


【主なプロモーション】
本作のTwitterアカウントでは、動画内での告知のみで、今回のコラボ企画に関してのツイートは特に行っていなかった(コラボ期間終了につき、該当ツイートが削除されている可能性もある)。

公式アカウントの投稿傾向としては、「Breaking Down」の結果やオーディションの様子、選手に関しての情報などをリツイートしているものが多い。ただし、ゲーム内での周年記念イベント時などは、積極的な告知やプロモーションを行っているタイミングも発見できた。






本作のメインプロモーションとなっているのは、やはりイベント関連動画を用いた告知だろう。チャンネル登録者300万人を超える朝倉未来氏のチャンネルにて広告が展開されているうえ、視聴回数も1,000万回を超える動画が多々あり、その注目度は動画を使用したプロモーションにおいてトップクラスといっても過言ではない。




画像出典:「喧嘩道-全國不良番付-」ゲーム画像、Twitter、YouTube


ドラゴンクエスト ウォーク

コラボ先:パ・リーグ6球団

【概要】
「ドラゴンクエスト」シリーズの位置情報RPGとして、その地位を盤石のものにしている人気タイトル「ドラゴンクエストウォーク」。同シリーズタイトルとのコラボはあるが、実は他社とのタイアップを頻繁に行っているわけではない。

そんな本作のなかで大規模のコラボが行われたのが「パ・リーグ6球団」だ。「パ・リ―グ6球団 熱闘コラボ」と称して、コラボ試合やグッズの販売、ゲーム内でも多彩な展開が行われた。コラボ開催の発表は5月16日で、プロモーションビデオと共に、多数の内容が発表されている。

本コラボの開催期間は6月9日~8月1日と、長期間にわたっての実施である。なお、こちらのコラボは2021年にも開催されており、2年連続で行われている。




【主なゲーム内イベント】
本コラボでは、インゲームとアウトゲームともに、多数の施策が用意されているが、ここではインゲームでのコラボ施策をまとめていく。

◆コラボモンスター…
コラボ試合が行われる際、球場にコラボメガモンスターが出現する。倒すことで、モンスターに装備できる各球団のユニフォーム装備が獲得可能だった。

◆サンデーホームランキャンペーン…
コラボ試合において、両チームの合計ホームラン数に応じて、10枚集めると、ガチャを1回引ける「ふくびき補助券」が配布された。

◆限定クエスト…
コラボ期間内に挑戦できるミッションが登場。クリアで、「球団ユニフォームシャツ(装備)」や、スタンプなどが獲得できた。

期間限定でのみ獲得できる、コラボモンスター関連や限定クエストの報酬は、ユーザーのプレイ意欲を高める内容となっている。また、サンデーホームランキャンペーンでは、試合結果によって報酬が決まる特殊な企画であり、本作のユーザーがコラボ試合を見ることにもつながっている。

アウトゲームの内容に関しては、以降のページでまとめていく。




【ランキング推移】
今回のコラボに際して、限定のガチャや課金パックが登場するということはない。そのため、既存ユーザーへのアプローチがメインとなるだろう。また、長期間のコラボ企画であるため、急激にユーザーが増えるタイミングなどは見受けられなかった。

既存ユーザーを確保し続けてもらうモチベーションにに繋がる内容となっており、セールスランキングでは上位をキープしている。また、セールスランキングのグラフに数値が乗らないが、コラボ試合やグッズでの販売が行われているため、そちらの売上の影響も大きいと考えられる。






【ゲーム外イベント】
ここでは、アウトゲームの内容についてまとめる。

◆コラボ試合の開催…
各球場にて、本作とコラボした試合が開催。試合中、特別なビジョン演出が行われていた。

◆限定グッズの販売…
各球団ストアにて、Tシャツやタオルといったコラボグッズを販売。グッズ付き試合チケットの販売もされていた。

◆球場でのオブジェクト展示…
球場にモンスターのオブジェクトやバルーンが配置。また、コラボ飲食も用意されていた。




▲コラボグッズの一例。



【プロモーション】
Twitterでは、コラボ試合の開催に合わせて、選手からのメッセージ動画を公開。対象のツイートをフォロー&リツイートによって、サイン入りのグッズがプレゼントされていた。

また、「サンデーホームランキャンペーン」の発表はTwitterにて行われており、他のツイートと比べて多くのいいねが付いている。






コラボ試合など、イベント自体がゲームへのプロモーションになっていると言える。球団ファンは、コラボ試合を見る際にゲームに触れる機会が生まれており、新規ユーザーへのアプローチに繋がっている。

また、コラボ発表と同時に特設サイトが公開されている。




画像出典:「ドラゴンクエストウォーク」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter、YouTube


妖怪ウォッチ ぷにぷに

コラボ先: ホロライブ

【概要】
レベルファイブが開発し一大ブームを築き上げた「妖怪ウォッチ」シリーズのひとつ、スマートフォン向けパズルゲーム「妖怪ウォッチ ぷにぷに 」。2015年のリリースから、定期的に「週刊少年サンデー」や「仮面ライダー」シリーズなどの大型コンテンツとのコラボ施策を展開している。

そんな数あるコラボの中でも、特に大きな反響を見せていたのは、カバー株式会社が運営する人気バーチャルYouTuberグループ「ホロライブ」とのコラボだ。YouTubeのチャンネル登録者数が100万人を超えるメンバーを20人以上抱えており、インターネットインフルエンサーとして影響力を持っている。

2022年8月1日のコラボ開始から1週間で、前月の収益の1.8倍以上を達成し、大きな注目を集めた。なお、これまでにもアニメ・ゲーム等以外のコラボ事例として、「UUUM」に所属する動画クリエイターとのコラボが行われたことがある。




本コラボでは、ゲーム中に登場するキャラクターとして「さくらみこ」「白上フブキ」「猫又おかゆ」「戌神ころね」「兎田ぺこら」「宝鐘マリン」「角巻わため」「獅白ぼたん」の8人が登場。各キャラクターは、ログインボーナスやガチャで手に入れられる。

専用の立ち絵やボイス、BGMがあるほか、別衣装版がそれぞれのキャラクターに用意されており、合計16体が実装されている。また、イベントにあわせたマップが用意され、期間限定で挑戦できた。ちなみに、ストーリーは特に用意されていない。






【ランキング推移】
コラボキャラクターは、イベントマップの攻略や、ログインボーナスなどによって手に入るが、レア度の高いキャラなどは「ホロライブコラボガシャ」にて手に入る。

こちらのガチャが、本イベントでの主な課金要素と言えるだろう。なお、ガチャでの最高レアリティ(ZZZ)の排出率は0.700%となっている。また、本作には天井要素が実装されていないため、決まった金額で欲しいキャラを手に入れることは難しかった。加えてイベントに際したアイテムパックの販売などは発見できなかった。

コラボ開始と共に、セールスランキングは109位から9位まで上がっている。また、コラボが発表された7月27日から無料ゲームランキングが急上昇しており、コラボ開始までにホロライブファンが参入し、事前に準備していることがうかがえる。




▲コラボガチャにてピックアップされていた、最高レアリティの「兎田ぺこら(アイドル)」。



【主なゲーム内イベント】
その他の主なイベントは下記の通り。

◆イベントマップ…
期間限定で解放されたステージ。クリアで、コラボキャラをはじめとした豪華な報酬が獲得できた。

◆おはじきバトル…
通常のプレイとは異なるルールで遊ぶミニゲーム。クリアで、消費アイテムなどの報酬が獲得できた。

◆ホロハート…
イベントマップやミニゲームできる「ホロハート」を、選んだメンバーに一定数送ることで、報酬が獲得できた。また全プレイヤーが送ったホロハートの総数に応じた配布報酬も用意されていた。

◆ログインボーナス…
特別なログインボーナスとして、コラボキャラなどが獲得できた。






【主なプロモーション】
イベント開始前のプロモーション施策として、フォロー&リツイートキャンペーンを展開。報酬内容としては、オリジナルアクリルスタンドなど、ファン向けのグッズが用意された。

さらに、各メンバーのTwitterアカウントにて、イベントPVが公開。対象ツイートをリツイートすることで、ゲーム内に登場するコラボキャラが獲得できた。PVのナレーションが投稿されたアカウントごとに異なっており、どのアカウントをリツイートするかによって、貰えるプレゼントが決まるのが特徴だ。

インフルエンサーとして多大な影響を持つ人物が、直々に宣伝活動を行っているということもあり、多くのユーザーからの反応が得られていた。








YouTubeにて活動するインフルエンサーとのコラボということもあり、出演メンバーによるPR配信も実施された。内容は、イベントマップのプレイやガチャなどが中心で、高い視聴回数を記録している。なお、配信チャンネルは、各メンバーのものを使用している。

また、PR配信ではないものの、出演メンバーのひとりである白上フブキが、個人的に本作の配信を実施。こちらも、本コラボの宣伝に繋がっていると考えられる。






画像出典:「妖怪ウォッチ ぷにぷに」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter、YouTube


事例ピックアップ(カテゴリC)

AZUREA -空の唄-

コラボ先: ヨッシースタンプ

【概要】
「AZUREA -空の唄-」は、豊富なパーツが用意されたキャラメイクや、ストーリー・世界観の作りこみ、テンポの良いバトルなどによって、自由度の高い冒険が楽しめるMMORPG。

そんな本作では、人気LINEスタンプシリーズ「ヨッシースタンプ」とのコラボレーションを実施。全3弾に分けて、ゲーム内のアバターに装着できる、ヨッシースタンプのキャラクターがデザインされたアイテムが登場・配布されていた。

コラボ発表は、先行体験会が実施された2022年3月24日。事前登録の報酬から始まり、リリース後もアップデート等にあわせて、コラボアイテムがゲーム内に登場した。

コラボに関連したツイートには、ヨッシースタンプのファンからの反応が多く得られており、リリースに合わせた施策として、見事に成功していると言えるだろう。




本コラボにて入手できるものは、すべてプレイヤーアバターの見た目をカスタマイズできるアイテムである。

第1弾は、リリース前の事前登録者数100万人の達成特典として登場。最終的な事前登録者数は200万人を突破しており、頭飾り「うさぎさん」がプレイヤー全員に配布された。

第2弾は、リリースから2週間ほど経過した、4月28日から開催。ゴールデンウィーク特別イベントとして特別なミッションが出現。挑戦しクリアすることで、頭飾り「くまさん」が獲得できた。

第3弾は、アップデートによってホームシステムが搭載された5月26日より登場。ホーム機能を解放した後、特定のアイテムを消費することで、ヨッシースタンプのキャラクターが勢ぞろいした背飾り「集合」が獲得できた。






【ランキング推移】
キャンペーンによってアイテムが手に入るという内容であり、課金要素が含まれるものではないので、セールスランキングに直接かかわるものではない。

ただし、事前登録特典として告知された際の反応は好意的なものが多く、リリース時の認知拡大および無料ランキングの上昇に大きく貢献している。




【主なプロモーション】
イベントの告知ツイートは投稿しているものの、フォロー&リツイートなどをはじめとしたプロモーションは、特に行われていない。また、「ヨッシースタンプグッズ」の公式Twitterでも、コラボ告知ツイートが投稿されていた。






画像出典:「AZUREA -空の唄-」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter


クァンタムマキ

コラボ先:コードギアス 反逆のルルーシュ

【概要】
ハイクオリティな3Dモデルが織りなす、弾幕シューティングRPG「クァンタムマキ」。アクション性の高いシステムと、重厚な世界観が評価されており、リリース日には無料ダウンロードランキングにて一位を獲得している。

そんな本作では、リリースから2日後に「コードギアス 反逆のルルーシュ」イベントが開始。「コードギアス 反逆のルルーシュ~遥かなる黄昏~」と称して、プレイアブルキャラクターの実装やオリジナルストーリーなどが展開された。リリース日から1ヶ月ほど前にはコラボが発表されており、PVも事前に公開されていた。

本作とコードギアスには、近未来のSFストーリーという世界観や、登場するロボットサイズ感など、似通っている部分があるため、その点を生かして同じユーザー層を、ゲームに取り入れるための施策だと考えられる。




本コラボでメインとなるのは、コラボキャラの登場だろう。コードギアスの登場人物である「ルルーシュ」「スザク」「カレン」といった登場人物がプレイアブルキャラとして登場し、キャラに装備する武器が、期間限定で登場する。ルルーシュと、アシスタントキャラ(ホーム画面)の「C.C.」に関しては、イベントで登場するステージをクリアすることで、報酬としてゲットできた。

さらに、課金によって取得できる限定スキンや、ログインボーナス等で手に入るアイコンなども用意されている。また、本コラボでしか見られないオリジナルのifストーリーも、目玉ポイントのひとつだろう。




【ランキング推移】
セールスランキングに関連する内容としては、やはりコラボキャラのガチャが大きい。ガチャでは、スザクやカレン、限定武器が排出。第2弾に分けて開催され、ピックアップされる対象が分かれていた。

限定スキンには、ルルーシュ、スザク、カレンの3種類があり、の入手には課金が必須になるため、こちらもユーザーの課金意欲につながっていると考えられる。

また、リリースとほぼ同時開催のイベントのため、期間限定のパック商品などは発見できなかった。




【主なゲーム内イベント】
その他の主なイベントは下記の通り。

◆コラボクエスト…
イベント専用のクエストで、特殊なボス敵にチャレンジできるステージが用意されていた。

◆挑戦任務…
いわゆるミッションのひとつ。特定の条件を満たすことで帝国コインを獲得し、アイコン枠や武器など、様々なアイテムと交換できた。




【主なプロモーション】
コラボ開催と同時にTwitterにて、声優直筆サイン色紙のプレゼントキャンペーンが告知された。こちらは、リリース~直後にかけ、4回に分けて行われた施策。結果的に、リリース前で最もリツイートされたツイートとなっており、知名度の向上に一役買っているといっていいだろう。




コラボイベント開催のタイミングにあわせて、スマホゲーム向け配信サイト「ミラティブ」にて、本作の配信&視聴キャンペーンが開催。

本作の配信を行ったり、視聴やコメントによって、ミラティブ内で使用できるミラティブコインや、ガチャやスタミナ回復に利用できるQキューブが獲得できた。




画像出典:「クァンタムマキ」ゲーム画像、プレスリリース、Twitter


映画「ONE PIECE FILM RED」に関わるコラボ施策

【概要】
興収180億円、観客動員1300万人を突破した映画「ONE PIECE FILM RED」(※2022年11月30日時点)。「ONE PIECE」映画史上大ヒットを記録している本作だが、関連アプリのコラボ施策も恩恵を得ている。ここでは、同IPに関するコラボ施策をまとめていく。

「ONE PIECE FILM RED」×ゲームアプリのコラボ施策は、「ONE PIECE トレジャークルーズ(以下、トレクル)」「ONE PIECE バウンティラッシュ(以下、バウンティラッシュ)」「ONE PIECE サウザンドストーム(以下、サウスト)」「荒野行動」「モンスターストライク(以下、モンスト)」「パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)」「グランブルーファンタジー」など実に7タイトルに及ぶ。

なお、コラボ発表のYouTube動画(後半タイトル)の視聴回数は32万回超、5,000以上のいいねと900件以上のコメントが付いた。コメントについても、好意的な意見が多く、特に「パズドラ」や「モンスト」両方とのコラボがユーザーの心をつかんでいるようだった。

なお、前半でONE PIECEのアプリである「トレクル」と「バウンティラッシュ」のコラボは発表されていたが、「サウスト」は6大アプリとして発表されていなかったものの実際は記念イベントと題し、施策実施。「サウスト」アプリ内では8月4日に「FILM RED公開記念イベント」を発表、8月6日より開催している。




▲コラボが発表された際には、視聴者からも好意的なコメントが寄せられた。



▲各コラボのクリエイティブ。



【RED公開までのロードマップ】

日付内容
7月29日“麦わらの一味”のキャスト9名がオールナイトニッポンGOLDに登場
7月26日「HOT PEPPER」「HOT PEPPER Beauty」8月号に麦わらの一味、ウタ、シャンクスが登場
7月28日めざましテレビとのコラボ企画が発表(放送は8月1日~)
8月1日「ダ・ヴィンチ」9月号の表紙に、ルフィとシャンクスが登場
8月12日「CUT」9月号バックカバーにウタが登場
8月15日「anan」にてFILM REDの特集、表紙はシャンクス
8月26日動員数720万人/興行収入100億円突破。尾田栄一郎氏描きおろしのイラストが公開



【その他の主なコラボ先】
6月後半から7月にかけて、様々な企業とのコラボを行っていた。商品だけでなく、コンビニ・レストラン・薬局・交通機関など生活圏内でのコラボも多数行っていた。

MINTIAくら寿司
ライオンタイセイカン
ロッテメルセデス・ベンツ
テンデンスカレーハウスCoCo壱番屋
日本食研「焼肉のたれ宮殿」MEITETSU
森永おかしセイコー
ハウス食品Osaka Metro
白十字「キズ処置シリーズ」menu
MAROシリーズめざましテレビ
スギ薬局セブン-イレブン
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022アサヒ飲料「ワンダ」



【ONE PIECE 国内スマホゲーム3タイトル推移】
ここでは、映画「ONE PIECE FILM RED」と「ONE PIECE」国内スマホゲーム3タイトルのコラボ施策をまとめた。なお、3作品ともBandai Namco Entertainment Inc.パブリッシングとなる。


■ONE PIECE トレジャークルーズ (2014/5/12リリース)
原作に登場するキャラでチームを組み、簡単操作で様々なスキルを使用してステージをクリアしていく、オーソドックスな2DRPG。



■ONE PIECE サウザンドストーム (2016/4/21リリース)
簡単操作で爽快アクションが楽しめる3DRPG。バトルはオートで行われ、画面タッチによる移動とターゲティング、スキル使用などを行える。



■ONE PIECE バウンティラッシュ (2018/3/29リリース)
フル3Dを使用したアクションRPGで、横画面でプレイする。プレイヤーが操作するキャラ以外は自動でバトルを行う。




画像出典:プレスリリース、YouTube、アプリストア

ONE PIECE トレジャークルーズ

【Gross/Freeランキング推移】

7月後半からコラボ開始、映画公開に合わせてウタが登場しランキング急上昇

「トレクル」は5月に8周年記念キャンペーンを行い、大きく売り上げを伸ばしている。その流れで6月は好調だったが、7月16日よりFILM REDコラボキャラが登場、7月22日よりコラボが端あった影響で7月も引き続き好調に推移した。コラボ開催以降少しが落ち着き気味のように見えるが、8月6日にウタが登場するガチャを開催して、一気にランキングを上げた。


▲ 7/15~8/14のランキング推移。


平均順位は、7月に比べ25UP。最高2位を記録

5月の8周年が終わり、FILM REDのコラボガチャが始まった16日以降も、ランキングは落ち着き気味で推移している。8月のウタの登場でセールスランキング4位まで上げると、続いてゾロ、カタクリ、シャンクスと人気キャラクターがガチャに登場。8月7日~31日の平均ランキングは10.2位と高水準をキープした。


●6月~8月のランキング一覧

月間順位平均順位最高順位最低順位
6月2228.9882
7月4050.614116
8月1619.22100



【Twitter推移】

8月8日&8月26日からTwitterキャンペーンを開催。フォロワー数を伸ばす

8月8日からは「バウンティラッシュ」と共に「#夏の海賊ダブルフェス」を開催。また、8月26日からはアプリ内通貨が手に入るRT&いいねキャンペーンを開催。双方2万くらいのRT&いいねされ、フォロワー数伸長に大きく貢献した。




画像出典:「ONE PIECE トレジャークルーズ」Twitter


ONE PIECE サウザンドストーム

【Gross/Freeランキング推移】

映画公開日よりログインキャンペーンやイベントを開始。フリーランクも上昇

「サウスト」はFILM REDの6大アプリキャンペーンの対象ではなかったが、映画公開日の8月6日以降、FILM REDとのコラボキャンペーンを開催。ログインボーナスの他、ルフィ・サンジが登場するガチャ、ウタ・シャンクスが手に入るイベントを開催。8月10日にはゾロが登場するガチャを開催して、8月のランキングを伸ばした。



▲ 7/15~8/14のランキング推移。


平均順位は、7月に比べ大きくUP。1600万DLキャンペーンの6月には及ばず

6月に1600万DL突破記念のガチャで大きくランキングを上げており、7月は少し伸び悩んでいたが、8月6日の映画公開初日から、ログインボーナス・映画キャラクターの実装をして、売り上げを伸ばした。あわせて、無料ダウンロードランキングも上昇していることから、映画とのコラボが新規流入にも寄与していたと考えられる。



●6月~8月のランキング一覧

月間順位平均順位最高順位最低順位
6月7988.413197
7月122111.823199
8月94102.617200



【Twitter推移】

キャンペーンは特になく通常推移だが、映画公開以降徐々にフォロワー数は増加

映画公開に合わせて、FILM REDのキャラクターを登場させていたが、特にキャンペーンなどはなし。8月のRT数の最高が121、いいねが706と、大きく話題になったツイートもないが、映画公開以降、Twitterのフォロワー数は増えていった。



▲ 8月に最もRTといいねがついたツイートはどちらもウタだった。


画像出典:「ONE PIECE サウザンドストーム」Twitter


ONE PIECE バウンティラッシュ

【Gross/Freeランキング推移】

3.5アニバーサリー、全世界6000万DL、FILM REDコラボと怒涛のキャンペーンを展開

6大アプリキャンペーンのコラボスタートは8月4日だが、その10日前の7月26日から3.5アニバーサリーキャンペーンを開催。様々なキャンペーンに加えて「FILM Z」のキャラクター「ゼファー」が登場。

7月28日からは全世界6000万記念キャンペーンを開催。ガチャに「ゴール・D・ロジャー」が登場。その勢いのまま、8月4日にFILM REDコラボ第1弾として、★4キャラが11体確定のガチャを展開。8月6日にコラボ第2弾で「ウタ」がガチャに登場した。

合間に3.5アニバーサリーと6000万DLキャンペーンを挟み、8月25日にコラボ第3弾として「シャンクス」&「ベン・ベックマン」が登場。8月はランキングが高水準のまま推移した。



▲ 7/15~8/14のランキング推移。



8月のキャンペーンラッシュで月間ランキング3位、平均ランキングは8.1位
6月に1600万DL突破記念のガチャで大きくランキングを上げており、7月は少し伸び悩んでいたが、8月6日の映画公開初日から、ログインボーナス・映画キャラクターの実装をして、売り上げを伸ばした。あわせて、無料ダウンロードランキングも上昇していることから、映画とのコラボが新規流入にも寄与していたと考えられる。



●6月~8月のランキング一覧

月間順位平均順位最高順位最低順位
6月5965.84113
7月2838.3386
8月38.1221



【Twitter推移】

コラボキャンペーンを開催、追加施策などでRTもフォロワー数も伸長

8月8日から「トレクル」と共に開催した「#夏の海賊ダブルフェス」では、8月10日に「#バウンティラッシュ」というハッシュタグを追加して開催。また、8月24日からはFILM REDの「シャンクス」登場に合わせて、「虹のダイヤ×20」をプレゼントするいいね・RTキャンペーンを開催。8月の1ヵ月で、フォロワー数は24.7万人から37.2万人と12.5万人増加した。





画像出典:「ONE PIECE バウンティラッシュ」Twitter


モンスターストライク

【Gross/Freeランキング推移】

事前CPでDLランキングを上げると、コラボ期間中はセールスランキング3位以内をキープ

6大アプリキャンペーンのコラボスタートは8月20日。一週間前の8月13日から順次開催すると、無料ダウンロードランキングが70位→6位とDL数が大幅アップした。コラボ期間と合わせて、限定キャラが1体確定で排出されるアゲインガチャなどを開催。コラボガチャには麦わらの一味を中心に10体のキャラクターが登場し、コラボ期間中のセールスランキングは常に3位以内をキープする結果となった。



▲ 8/10~9/7のランキング推移。


コラボキャラクターは20体。トレクルとのCPも

麦わらの一味やサボ・エース・ヤマトなど人気のキャラクター10体のガチャを開催。クエスト報酬やログインボーナスなどで手に入るキャラクターを合わせると総勢20体(22キャラ)が登場。また、「トレクル」との合同キャンペーンも開催。両アプリの指定クエストの達成回数でアプリ内アイテムが手に入るキャンペーンを実施した。







【Twitter推移】

Twitterキャンペーンはなし、コラボ情報でRT数・フォロワー数を大幅UP

8月3日にFILM REDとのコラボが決定したツイートをすると、RT2万5千超、いいね6万6千と大きく話題に。コラボと絡めたキャンペーンは行わなかったが、ガチャや各キャラクターのイラストを添えた発表は、それぞれ拡散され、同時にフォロワーも8月17日に一気に18,789人増える等、大きな動きを見せた。



▲FILM REDのコラボ決定で2万5千超のRT(左)。また、FILM REDのコラボキャラを出すたびにフォロワー数が増加(右)。


【YouTube推移】

8月17日よりコラボキャラクターの紹介を投下

8月17日より開始したコラボキャラクターの紹介動画は、各キャラクター50万回再生を超えるなど、大きな注目を集めた。また、8月20日のコラボスタート日にはコラボCMを公開。340万回再生と注目を集めた。





▲FILM REDコラボ動画は全部で15本。うち7本が50万回再生を突破。



画像出典:「モンスターストライク」ゲーム画面、Twitter


パズル&ドラゴンズ

【Gross/Freeランキング推移】

9月1日コラボ開始。コラボ期間中はセールスランキング3位以内をキープ

6大アプリキャンペーンのコラボスタートは9月1日。事前CPなどはなく、9月1日12:00にコラボスタート。それまでセールスランキングは10位台を推移していたが、コラボ開始翌日にセールスランキング1位となり、その後子らの終了の9月12日まで2位以内をキープした。無料ダウンロードランキングもコラボ開始から一気にランキングを上げた。



▲8/15~9/14のランキング推移。



▲ガチャコラボキャラクターは28体。ログボなどで計32体が登場。



【Twitter推移】

8月31日からいいね&RTキャンペーンを開催。RT数・フォロワー数ともに大幅UP

コラボ開始前日の8月31日からRT&いいねキャンペーンを予告。9月1日からスタートした。「5万/10万いいね」達成のインセンティブを用意していたが、9月2日には「15万いいね」達成の追加インセンティブを発表した。なお、リツイートは抽選でコラボオリジナルQUOカードのプレゼントとなっていた。



▲いいね&リツイートキャンペーンの予告(左)。対象ツイートは15万超のいいねがついた(右)。


【YouTube推移】

8月30日の「パズドラ公式生放送」の総視聴回数は50万回を突破

8月30日20:00から放送した「パズドラ公式放送 ~夏の大冒険SP~」にて、ONE PIECEコラボの詳細を発表した。チャンネル登録者数は+2,000、視聴回数は39万回となった。




▲内容は、35分ほどの生放送の18分頃から。登場コラボキャラクターやアプリ内の施策、キャンペーンの情報を一気に解禁した。



画像出典:「パズル&ドラゴンズ」ゲーム画像、Twitter、YouTube


総評

今回は、最新(2022年版)のコラボ施策について調査した。

カテゴリごとの事例ピックアップでは、それぞれ時期によってゲーム内施策からマーケティング戦略までも異なる。新作のリリースタイミングをはじめ、隆盛期や全盛期など、コラボ施策ひとつとってもその様相は変化することがわかった。

また、映画「ONE PIECE FILM RED」施策のように横断型コラボレーションも実施していた。なかでも「ONE PIECE」国内スマホゲーム3タイトルに関しては、さまざまな恩恵を受けたことだろう。

本特集が今後のマーケティング施策やコラボ施策の参考になれば幸いだ。